ここまでの説明で、帯電障害がさまざまな病気の原因となっていることに気づいていただけたでしょうか?
それでは、あなたが帯電障害であるか自己診断をしてみましょう。
まずは、次の症状があるかチェックしてみてください。
〇帯電障害の主な症状
□とにかく疲れて何もできない
□ 原因不明の具合の悪さやだるさがある
□ 頑固な冷えに悩んでいる
□ 肩が凝ってガチガチである
□ 目が乾燥しやすい、しょぼしょぼする
□ ぐっすり眠れない
どれも帯電障害で起きる代表的な症状です。すべて当てはまる方は、帯電障害の可能性が非常に高いでしょう。
では次に、各項目について繰り返しになりますが、改めて順番に解説していきましょう。
□ とにかく疲れて何もできない
自分でも尋常でないと思うほどの疲れ方です。
仕事を終えて家に帰ると疲れて動けない、服を着たままソファーで寝てしまうことがある、夕食を作る元気が残っていないなど、本人にとってはかなり深刻な症状です。
また、週末は外出する元気もなくただ寝ているだけ、部屋は掃除もできずぐちゃぐちゃのことが多いようです。
そうなると、「やる気がないのでは」「だらけている」などと周囲からも指摘されたり、自分自身を責めたりします。また、無気力に陥ってしまいますので、原因がわからない分、なおさら不安になります。
□ 原因不明の具合の悪さやだるさがある
自分で原因が思い当たらないだるさや倦怠感です。
しかし、よくよく考えてみると、ある動作と結びつくことがあります。
たとえば、台所に立つと具合が悪くなったり、掃除機を持つと具合が悪くなったりします。あるいは、電気カーペットで休んでいるときや、電気毛布を使用している期間だけ調子が悪かったり……。
台所には電子レンジや食器洗い機、IH調理器などがあります。居間には、テレビやパソコン、掃除機や電気カーペット、電気式の床暖、寝室には電気毛布など、電磁波がかなり出る家電機器があちこちにあるのです。
つまり、電磁波の強いところでは、具合がわるくなるのです。
しかし、本人は電磁波とは思わないため、自分が至らず、料理や掃除が嫌になったと思いがちです。
□ 頑固な冷えに悩んでいる
この冷えは、特徴的な帯電障害で、「何をしても温まらない、すぐ冷える頑固な冷え」と表現する人が多いです。これには理由があります。通常の、冷えが原因による血流障害であれば、温めるだけで冷えが取れて血流が回復します。しかし、帯電により血流が低下した結果に起こる冷えの場合は、温めても血流が回復しないので温まらないしすぐ冷えてしまうのです。逆に、アーシングで血流が回復するだけで、温めなくても身体がぽかぽかと温まってくるのはこのためなのです。ですから「頑固な冷え」が帯電障害に特徴的なことをわかっていただけると思います。
また、血流が悪化すると身体全体に栄養が運ばれず、老廃物が溜まってしまい、さらに血流が悪くなるという悪循環に陥ります。
□ 肩が凝ってガチガチである
帯電による血流障害により、さまざま筋肉が凝ったりします。
特に肩がこりやすく、帯電障害では、ほぼ全員がこのような表現で肩こりを訴えます。
慢性的な肩こりが続くと、後頭部の頭痛、集中力の低下や気分の落ち込みなど、精神面にも悪影響を及ぼします。
そのほか、足がつりやすい、寝るときに歯を食いしばっている、身体が硬いなどもよく伴う症状です。
□ 目が乾燥しやすい、しょぼしょぼする
身体が帯電すると、下敷きをこすったときのように、空気中の塵や埃などが身体に吸い付きます。
常に露出している顔や目に吸い付くため、肌が荒れたり、目が乾燥して、しょぼしょぼします。多くの方が眼科でドライアイと言われて目薬を出されています。また、鼻やのどの粘膜が乾燥したり、アレルギーになりやすかったり、アトピー様の皮膚症状もでることがあります。
□ ぐっすり眠れない
先ほど述べたように交感神経が緊張状態では、寝ていても身体が休まりません。夜中に目が覚めてしまう、歯を食いしばっているなども関連症状です。
さらに交感神経が過剰に刺激され続けると、自律神経の働きが乱れ、自律神経失調症になりやすくなります。
また、寝室に置いてある電磁波を発生する家電機器が原因のこともあります。
〇帯電障害の関連症状
参考に今まで出てきた帯電障害に関連した特徴的な症状をもう一度以下に羅列しておきます。
□ 何かに触れた際にバチッと静電気が放電する
□ 仕事を終えて家に帰ると疲れて動けない
□ 服を着たままソファーで寝てしまうことがある
□ 夕食を作る元気が残っていない
□ 週末は外出する元気もなくただ寝ている
□ 何をしても温まらず、すぐ冷える
□ 手足がいつも冷たい
□ 足がつりやすい
□ 寝るときに歯を食いしばっている
□ 夜中に目が覚めてしまう