ソウルメイト

院長BLOG

11月19日、ひびきホールで第115回ホロトロピック・タイムが開催されました。
主催は「ホロトロピック・ネットワーク札幌」で、ホロトロピック医療を目指す組織として
今から10年前に私が立ち上げました。
『ホロトロピック』とは、トランスパーソナル心理学会の創始者の一人であるスタニスラフ・グロフ博士の造語で、
ギリシャ語の「holos(全体)」と「trepein(向かって進む)」を合成して、「全体性に向かう」という意味です。
現代の医学が、人体を限りなく細分化して病因を求めていくのに対して、
ホロトロピック医療とは、個が個を離れて宇宙的視野から病気をとらえていく医療で、
個人の死は終わりでなく、輪廻転生を繰り返しながら意識が成長と進化をしていくと考えています。
ですからホロトロピック医療では病気は意識の成長と進化のための気づきを与えるものして肯定的にとらえます。
これが響きの杜クリニックの実践している響きあう医療がめざす理想の医療です。
今から数年前にAKIRAさんのコンサートに初めて参加したとき、その深い愛に満ちた歌に感動で涙があふれました。
AKIRAさんはもともとは画家ですが、世界を放浪した経験をもとに小説や歌を通じて愛を広めており、それ以来、毎年クリニックでコンサートを開催してもらっています。
中でもミュージシャンAKIRAの到達点であり、宇宙までも抱合する壮大なバラードである「PUZZLE」はまさにホロトロピックを歌ったもので、初めて聞いたときに感動で涙があふれました。
歌詞を載せておきます。
PAZZLE
おまえはなにをしに
この世にやってきた?
吹きくる風がぼくに問う
胸のすき間を埋める
たったひとつのパズル
探しだすために旅している
焼けつく砂の国
凍てつく石の町
汚物まみれの路地裏
片腕の乞食 年老いた娼婦
きっとやつらも
自分のパズルを探している
ぼくは待っていた
千年も待ちつづけていた
おたがいの準備ができるまで
出会いは許されない
運命は決まっていないが
出会いは用意されてる
避けられぬ必然が
たったひとつの
パズルが欠けても
今のきみはいなかった
たったひとつの
奇跡が欠けても
ぼくはきみに会えなかった
きみはもうじゅうぶんに
傷ついてきた
傷つけたよりも傷ついた
罪を許すんじゃなく
人そのものを許してあげて
きみ自身を許してあげて
今の自分を愛せないことは
すべての過去を否定すること
きみのおばあちゃんの恋
お母さんの恋
無数の愛を
きみは受け継いで 此処に在る
きみの流した涙が
まなざしを深くする
きみを曇らせた雨が
笑顔を輝やかす
むだなパズルなんかない
まちがいは存在すらしない
不幸こそきみが試されるとき
たったひとつの
パズルが欠けても
今のきみはいなかった
たったひとつの
奇跡が欠けても
ぼくはきみに会えなかった
ぼくらは世界の
パズルのひとかけら
世界は宇宙のひとかけら
そして宇宙はぼくらの
胸のなかにある
出会いの数だけ
銀河はある
きみの孤独がそっと滲みだし
白いシーツに影を描く
ぼくは生まれたての赤ん坊が
乳をのむように
きみの子宮へとくちづける
そうひとりひとりが
不完全だからこそ
ぼくらは求めあい
そして愛しあう
きっとパズルは終わらない
永遠に完成などしない
愛に終わりがないように
たったひとつの
パズルが欠けても
今のきみはいなかった
たったひとつの
奇跡が欠けても
ぼくはきみに会えなかった
2009年に響きの杜で行われたライブです。


今回、胃がんを克服したAKIRAさんさらにパワーアップしていました。
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今回のコンサートには、クリニックのスタッフが、ピアノで参加しました。
彼女は、毎月、最終日曜日に宮の森珈琲堂でジャズセッションをしている実力者です。
それでAKIRAさんは今回特別、PAZZLEのジャズバージョンを披露してくれました。
AKIRAさんは、自らの身体を通じてホロトロピック医療を実践している一人です。
彼は言います。
「ガンが治った患者の9割は、「全人格的変容」が起こるという統計が出ている。
「全人格的変容」が起こらなかった患者は再発する。
生活習慣、食生活、ものの考え方、人格までも別人に入れ替わる。
「全人格的変容」を遂げた人は、今度人を救う立場になっていく。
世の中に必要とされる人間(社会的成功者という意味ではない)になってしまうのよ。
まあ、こういうプロセスを経て、病気は治る。
余命宣告を受けたゾンビが言うんだからまちがいない。」
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今回も感動と涙のAKIRAライブ、次回が楽しみです。
今回のライブの様子はこちらから  http://ameblo.jp/akiramania/day-20141120.html