また逢おう。

今から15年ぐらい前に書店の医学書関係のコーナーで「また逢おう」という一冊の本に出会いました。
変わった名前に惹かれ思わず思わず手に取って中身を見てとても衝撃を受けました。

在宅で看取りされている医師が、亡くなっていく患者さんに向かって「また逢おう」と声をかけていたのです。
この著書が船戸崇史先生でした。

当時私も総合病院で沢山のがん患者さんを看取ってきましたが、このようなことは思いつきもせず、その時は常に敗北感で一杯でした。
ただ死の瞬間患者さんから何かが抜けていく感覚はわかっていました。
「そうだ死は終わりではないのだ、」この本をきっかけに私の死生観が大きく変わり始めました。

天外伺朗さんのホロトロピック医療構想にも出会ったのもこの頃です。
その後、木内鶴彦さんとの出会いや中国の気功体験を経て、死は消滅、敗北ではなく卒業、祝福であることを確信し、病は今生の学びの学校の進級試験であることがわかってきました。

死に至る病は卒業試験です。
採点基準はその病で何を学んだかです。
その結果により卒業後に行く学校が決まるのではないかと私は思っています。

その船戸先生が自らがんになられ、リボーンというがん患者さんのための学校施設を作られました。
昨年お邪魔させていただきましたが、環境、場のエネルギー、スタッフ、全てが調和した素晴らしい施設です。

今回出版された「がんが消えて行く生き方」は先生の学びが凝縮された教科書です。
一人でも多くの方に読んでいただきたい本です。