今年度の札幌医大の統合医療学講義がスタート

院長BLOG

今年も札幌医大での統合医療学の講義が始まりました。

臨床に出る前の医学部4年生に統合医療の講義ができ、とても幸運です。

西洋医学万能思考に染まる前に、患者の立場に立って治療法を組み合わせる統合医療を知って欲しくて、自然と話しに力が入ります。

講義はすべてZoomのため100名を超える学生の顔や反応は見えませんが、最後に課題として「現在、統合医療が必要とされる理由について」聞いてみました。

「西洋医学、東洋医学だけでは解決されない問題点が、両者が合わさった時に解決できて良い治療効果を発揮することが事実としてあること」「環境の悪化により疾病構造が変化していること」「患者の生活の質を向上させるという点で統合医療は必要であること」などの答えが出て、現代医療の問題点をしっかりと考えている学生が多くてびっくりしました。

彼らが一人前の医者になったときには医療が大きく統合医療にシフトしている予感がしてとても楽しみです。