被災地で印象に残ったこと

今回、被災地で印象に残ったことがいくつかありました。
(Ⅰ) 被災者はみな口を揃えてこう話す
「自分より○○の方がもっと大変だ」
宮古の人は、「山田町の方がもっと大変なことになっているらしいよ。」といい、
山田町の人は、「宮古はもっと被害がおおきいそうだ」といいます。
生死をさまよう大変な経験をしたからこそ
彼らは、極限の状況の中でも、ポジティブに考えることが出来るのだと思います。
(Ⅱ) どこの避難所でも、子供が元気に遊んでいる
グランドを駆け回ったり、ゲームに没頭したり、そこにいるのは普通に見る子供です。
そのような子供の姿を見るととても複雑な心境になります。
つらい境遇に耐えて明るくけなげに振る舞う子供の姿がとても不憫と感じるからです。
しかししばらくみていると、子供たちは心から元気に遊んでいることがわかりました。
どうしてこんなに元気にしていられるのか、子供が秘めている本当の強さを感じました。
もちろん子供の心の奥にあるトラウマを
少しでも楽にしてあげる必要があることはいうまでもありません。
TFTが、少しでも役に立てばと願っています。
(Ⅲ) 神社だけが残っている
山田町でも、また隣の被害の大きい大槌町でも
町の中心部近くに神社が立っていました。
付近の家屋は倒壊し、焼け野原になっています。
しかし、どちらも被害は神社の鳥居すぐ手前で止まっており、
どちらの神社は無傷で残っていました。
古来より神社はパワースポットに建てられているといわれています。
大自然には、我々の計り知れぬ力があることに改めて気づかされました。
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山田町 八幡神社
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大槌町 小槌神社