秋も深まった11月3日から1週間、宮崎で開催されたYNSA(山元式新頭針療法)のセミナーに参加してきました。
YNSA(山元式頭鍼療法)は宮崎で開業されている山元敏勝先生が、1973年に確立し、
以後40年の歳月をかけて進化しつつある独自の頭針療法です。
現在、ドイツやブラジルを始め世界的に普及しており治療家は今や数万人以上といわれています。
脳梗塞・脳出血・麻痺等の中枢性疾患・腰痛・肩こり・膝の痛み・しびれ・めまい・耳鳴りなどの
様々な疾患がその場で改善するぐらいの非常に有効な治療法です。
YNSAの考え方は、頭皮には身体全体が投影されており、身体に対応する部分に鍼を刺すことで
身体全体を治すことができると考えます。これ自体は古来の中医学の耳針や、足裏の反射区療法と同じ考えですが、
山元先生の凄いところは、医療機器を全く使わずに、患者の腕と首を触れるだけで、
どこに鍼を打てば効果が出るかを客観的に誰でもわかるように普遍化したことです。
YNSAセミナーは、山元先生から直接指導を受け、また実際の治療を見学できる大変貴重な機会で、
世界中から医師達が参加しています。
日本では、まだ普及し始めたばかりですが、日本中から医師や鍼灸師がセミナーに参加しています。
会場の山元リハビリテーションクリニック
空も海も真っ青な宮崎の青島海岸が広がります
山元先生の言われることを聞き漏らすまいと皆真剣です
修了書と貴重なアドバイスをいただきました。
今回は、全国から21名が参加しました。
なんと北海道から7名参加で、北海道でYNSAが発展しそうです。
青島海岸に昇る朝日です。
今回のセミナーでは、山元先生が頭針するだけで目の前で症状が改善する光景を目の当たりにしました。
山元先生が、独自に40年かけて築き上げたこの素晴らしい技を何とか修得して、響きの杜で実践したいと心から
思いました。幸い北海道にはYNSAを実践している素晴らしい鍼灸師が沢山います。
彼らと一緒に北海道でYNSAを発展させることを朝日を見ながら誓いました。