プラネタリー・ヘルス実践の場へ

島根県米子でプラネタリー・ヘルスを実践している桐村里紗先生にお会いしてきました。

桐村先生は、臨床現場において幅広く診療経験を積む中で、人と地球全体の健康が強くリンクしていることに気づき、食や農業、環境問題への洞察を基にした人と地球全体の健康「プラネタリーヘルス」を提唱しさまざまなメディアで発信されています。

現在取り組まれているのが共生農法。土地を耕さずに無肥料・無農薬で、100種類以上の野菜や果樹を混生・密生させて栽培する農法で、植物が持つ本来の特性が引き出されるものです。その結果、生物多様性が生かされて生態系の循環が回復し本物の野菜が育つことで、実際には砂漠化地域や貧困解決に役立っているそうです。

ガイナーレ鳥取のグランド横にある協生農法の圃場を見学しましたが、とても逞しく生きているニンジンが印象的でした。今私たちが食べているのは環境の生態系から切り離され人間の介入がなければ育たない野菜で、医療の介入がなければ生きられない人間と同様にプラネタリ-ヘルスの視点から見ていく大切さに気づかされました。

また、現在運営を任されている奥大山チロルの里せせらぎ公園を、プラネタリーヘルスの拡張生態系の体験の場にしていくという構想を伺い、まさに広い意味での統合医療の社会モデルとしてひびきの丘と連携させていただき、進んでいきたいと思いました。