4月28日、
いよいよ「チーム響きの杜」は、
岩手の被災地、山田町に向けて出発しました。
今日は連休前とあって
患者さんが100名を超えましたが、
事務スタッフの協力で
スムーズに外来が終了しました。
私はまさかの風邪にかかって
昨日は数年ぶりに熱発してしまいました。
「被災地でウイルスをばらまいてどうする」といいながら
周りの人たちが、私が元気になるように
いろいろと施術をしてくれました。
おかげさまで今朝は
自分でもびっくりするほど
すっきりと目覚めることができました。
私たちは、日本医師会災害支援チームとして
北海道から
岩手県下閉伊郡山田町に派遣されます。
山田町では震災直後から
手稲渓仁会病院の医療チームが
地域の被災者医療を支えて来ました。
当初のチームの奮闘と
ご苦労には頭が下がります。
そして、今回私たちは、
もう一つのチームとして
本部救護室での業務を引き継ぎます。
そこでは西洋医学的診療が中心となり、
響きの杜クリニックで行っている
バッチフラワー、TFT、アロマセラピーなどの
代替医療は行う事は難しい状態です。
現地に行かないと状況が分からないので、
現地で保健師と相談しながら
響きあう医療の実践をめざすつもりです。
今回、私たちは多くの方から
被災者への支援を託されました。
西野流呼吸法のお稽古の時は参加者全員が、
ある方はこのブログを見て、
ある方は外来で被災地に行くことを知り
義援金を託してくれました。
ある方は、被災地ではアレルギーの子供が
食べることのできるものが少ないと聞き、
手作りで乳製品抜きのクッキーを
たくさん作って持たせてくれました。
ある方は、被災地では乾燥が強く
多くの方が肌荒れに悩んでいると聞き、
肌にやさしいシャンプーやリンス、スキンローションを
段ボール4箱も調達し、
車で苫小牧まで追いかけてきてくれました。
また北海道のニセコで別荘を
光熱費だけで被災者に提供する
活動を展開しているグループからは、
活動の告知を頼まれました。
北海道の沢山の方から託された
被災者への思いと義援物資、
そしてそれを伝える
大きな責任を背負いながら、
と同時に
今後に期待と少しの不安を抱きながら、
苫小牧港12:00発の青森行きのフェリーに
「チーム響きの杜」は乗りこみました。