8月31日から9月2日まで、響きホールでクリニック主催による「野口法蔵さんの指導による坐禅断食会」が行なわれました。
野口法蔵さんは、もと報道カメラマンでインドのマザーテレサの施設を取材し、死にゆく人々が底抜けに明るいことに驚き、その真実を求めてインドの最下層の人々の中で暮らしていくうちにカメラを捨てて仏門に入り西チベットのラダックで得度されました。以来25年日本全国で独自の坐禅断食を指導されてきました。
断食は、体に飢餓刺激を与えることで体の自然治癒力が活性化されます。これに坐禅を取り入れることで精神的にも深い安定を得ることができます。2泊3日の7食抜きの行ですが、この行の特徴は断食後の宿便出しです。断食明けの食事として梅湯(大根の煮汁に梅干を入れたもの)と生野菜を多量摂取し、一気に腸内の老廃物を排出します。このときの生野菜のおいしいことと排泄の爽快感は特筆ものです。
私は7回目の体験でしたが、今回は断食中からたるんだウエストがどんどん引き締まるのを実感しました。1週間で4kg減、断食後は体が敏感になり、体に悪いものは受け付けなくなります。3ヵ月毎に数回すると体が変わります。野口法蔵さんはまた来年9月に来ていただこうと思います。それまで何回かクリニック主催で坐禅断食会を開催する予定です。(院長)