自家がんワクチン療法とは?

自家がんワクチン療法は、本人専用のがんワクチン(自家がんワクチン)を使った免疫療法です。
手術で取り出したご本人のがん組織と セルメディシン(株)の免疫刺激剤を混ぜて作る、独自技術のワクチンを使用した免疫療法のことを言います。


がんは、同じがんの種類でも、一人ひとりで特徴が違います。治療のためのがんワクチンは、自分のがんの特徴にピッタリあったものでなくてはなりません。
自家がんワクチンは、患者さま本人のがん組織を使った、ご本人だけのための専用の手作りワクチンで、究極のオーダーメイドのワクチンです。

自家がんワクチンの作用について

自家がんワクチン投与により、本人の体内で、がん細胞だけを除去する免疫細胞を活性化することができます。
がん細胞には「がん抗原」といわれる、人の免疫細胞が「異常」と見なす目印が含まれています。

自家がんワクチンは、免疫細胞にこの「異常目印」を覚え込ませることで、がん細胞だけを選択して攻撃するようにトレーニングします。いわば、がん細胞と闘う特殊部隊を体内で育成するのです。

臨床効果の報告がある症例

・乳がん
・卵巣がん
・子宮がん
・脳腫瘍
・肝臓がん
・肺がん
・胃がん
・大腸がん
・腎臓がん
・すい臓がん
・その他各種のがんなど

副作用について

自家がんワクチンによる副作用は、注射部位の皮膚の炎症や、一過性の軽いは発熱程度で、副作用があっても放置すれば自然に治癒する範囲のものばかりで、問題になる重篤な副作用は見つかっておりません。

自家がんワクチン療法は、がん免疫療法の一種で、問題となるような副作用がほとんどないのが特徴です。

この療法に適している方

  • がん治療に免疫療法を取り入れたい方
  • 転移・再発したがん治療に取り入れたい方
  • がん治療後の再発の予防をしたい方
  • 通院できる体力のある方

治療の流れ

自家がんワクチン療法は、入院の必要がなく、外来通院で投与することができます。計5回の注射を6週間の期間で行います。
詳細については診療の中でご説明をいたします。
検討中の場合でも内容をご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。

1:当クリニックを予約・受診する

診察時に、詳しい内容とスケジュールや手順についてご説明します。

2:手術した病院で組織を受け取る

手術で摘出したがん組織の残りを受け取ります。

3:患者様専用の自家がんワクチンを作製する

クリニック受診時に組織を渡していただき、セルメディシン(株)にがん組織を送り、自家がんワクチンを作製します。(おおよそ1週間程度かかります。)

4:ワクチンの投与

投与スケジュールに従い、外来受診にてワクチン投与を行います。
通常2週間に1度、計3回、皮膚に注射します。

診療予約について

下記リンクから受診案内、ネット予約画面へ移行できます。
必要事項を入力し、ご予約ください。お電話(011-632-8331)でも承ります。

実績のある当クリニックへご相談ください

2018年から自家ワクチン治療に取り組んでおり、実績もかさねて治療効果も多数確認しています。
セルメディシンのHPに提携医療機関として クリニックが紹介されました。