札幌の北側に位置する丘陵の上に聚富(シップ)小中学校が立っています。
周囲には農家が点在し畑が広がり、ここからは札幌の街と山並みが一望に見渡せます。
夏は爽やかですが風が強く、冬は地吹雪で閉ざされることもあります。
この厳しい環境の中でこの学校からは何世代にもわたって多くの子供たちが巣立って行きました。
そして昨年3月にとうとう120年の長い歴史を閉じました。
聚はとても読みづらい字ですが、代用字は集です。
つまり富が集まるところになります。
景色を見ているとこの富はお金ではなく本当の豊かさだと感じます。
同時にこの地を支えてきた先人や地域の人たちの努力が伺われます。
そして今回、聚富小中学校は義務教育を終えた人間がこれからの生き方を学ぶ施設「ひびきの丘」として再出発します。
この施設はこの3月に非営利法人「北海道統合医療協会」が取得し運用を始めています。
私たちは、ひびきの丘が、統合医療による地域住民を含む人々の健康維持と未病治療を基盤として、衣食住に苦労することなく自己実現に打ち込むことができるお金のいらないコミュニティ作りを目指します。
まずは、コツコツと出来ることから着実に歩みを進めて行きます。
いよいよその第一弾として7月25日(日)に「ひびきの丘 オープンキャンパスVol.1」を開催します。
懐かしい学園祭のような手作りの様々な催し物が企画されています。
各種施術、タロット、占い、映画、体験教室、バードコール作り、和太鼓など盛りだくさんです。
また地元の新鮮野菜の販売や、パン、たい焼き、お弁当の販売もあります。
今回の試みとして物品、映画を除いて支払いはほとんどがドネーション制で行います。
つまり、通常の料金が目安として提示されていますが、支払いの金額は自分の満足度に応じてドネーションボックスに入れることになります。
感謝の気持ちが付加されることでお金の循環が生まれます。
また、アップサイクルルーム「わらしべ長者の部屋」があります。
ここは各自が断捨離で不要となったものを持ち込んでもらい、縁の繋がった人がそれを自分のところで生かしてもらうための空間です。
いらないものを捨てる拾うという流れとは異なり、託すという気持ちの流れが生まれます。
是非、断捨離したものがあればお持ちください。
もちろん持ち込まなくても利用できますので、是非覗いてみてください。
詳しくはプログラムをご覧ください。皆さんのご参集をお待ちしております。(新型コロナ対策として、体温測定、マスクの着用、換気の徹底をおこなって行きます。)
これだけの施設をいわゆる素人が運営するには多くの学びが必要で、現在資金と人材が不足しています。
今ここで自分の夢を実現したい人、ひびきの丘のために働きたい人を求めています。
また、会員となって支えてくれる方、基金を拠出していただける方、企業を募っています。
募集などの情報は「ひびきの丘」のホームページとFacebookグループ「まちづくり統合医療」に投稿していきます。
北海道統合医療協会の入会、基金の申し出は、「ひびきの丘」のホームページからお願いします。
https://hibikino-oka.jimdofree.com