新しい電気刺激療法、マイクロカレント療法について

最近、マイクロカレント療法(MENS)という電気療法が、注目を浴びています。

生体に電流を流して治療する現行の電気療法ではmA単位の電流を用いますが、MENSでは、mAの1,000分の1のμA単位の極微弱な電流を治療に用います。

マイクロカレント療法とは、もともと人間の身体にある弱い電流によく似た微弱電流を流す方法で、この電気療法には数々の利点があります。

① 微弱電流なのできわめて安全です。

② 知覚されない微少電流なので抵抗なく受け入れられます。

③ 急性慢性にかかわらず痛みに対して強い除痛効果があります。

④ 障害を受けた組織の再生を促進し、創傷、傷痕、そして骨折の治癒を早めます。

⑤ コラーゲン組織の合成を強力に助長する働きがあり、皮膚の弾力を保ちます。

治療方法は患部をはさむように電極を張り約20分間通電するだけです。

海外での600名以上の患者に対する臨床成績では、初回の治療で95%以上の患者に何らかの除痛効果が見られ、10回以内の治療で82%で疼痛が完全に消失したとの報告があります。(Wallace L : New perspectives in rehabilitation and preventative health care services. MENS Therapy. Lyndhurst,OH. p 20.1986.)

響きの杜クリニックでは、8月からこのマイクロカレント療法を導入しており、肩こり、腰痛、筋肉痛、腱鞘炎、月経痛、原因不明の腹痛や外陰部痛の患者さんに用いてとても好評です。

*健康保険が利きますので安心して通院できます。(初回920円、2回目以降320円)