今日、響きの杜クリニックが、開院1周年を迎えました。
今まで響きの杜クリニックを支えてくださった皆さんに、心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
振り返れば、4年前の11月、それまでずっと私が心に温めていた理想の医療について初めて講演を行ないました。「こんな病院がほしい」と題し、今から考えると夢のようなことを言っていましたが、その後事あるごとに同じことを話しているうちに次第に応援の輪が広がり始めました。そうして信じられないようなSincronicity(共時性)があちこちで起こり、一つ一つの小さな部分が巧みに組み合わさりやがて大きなひとつの流れになったのです。
それは、個に向かう西洋医学とは正反対の全体に向かう医療、対立と反対の和の協調へ向かう医療への潮流です。そしてそれは響きあう医療として結実しました。心が伝わり響きあう場では、病さえも人間としての成長のための気づきになることが予感されます。
私が目指しているのは、クリニックに来られた方が必ず元気になって笑顔で帰られるような医療です。そのためには直接的・対立的な西洋医学と、全体的・調和的な代替医療をうまく組み合わせていく必要があります。
病を治すには生命エネルギーを活発化し、深部体温を上げて、自然治癒力を発揮させ、同時に生活習慣、ストレスから作り出された体内環境を整えそのバランスをとる必要があります。西野流呼吸法、温熱療法、ホメオパシー、カウンセリング、漢方はこれらの重要なカードです。そして、これからも、鍼灸、薬石浴、マクロビオティックによる食事指導を取り入れていきます。
私は常に変わり続けることが、進歩だと思っています。これからも響きの杜クリニックは変わり続けて行きますので、暖かく見守ってください。
ただ何よりも大事なのは患者さんの話をよく聞いて、納得がいくまで説明をすることです。自分が逆の立場だったらどう感じるか、このことを常に心がけていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
響きの杜クリニック院長 西谷雅史