当院では、「自分の病気は自分で治す」をテーマに、自分の持つ自然治癒力を引き出せる方法として、中国で実際に治療や養生法として行われている中国気功を取り入れています。

中国気功は、自分でできる養生法(自己治療法・健康法)で、いつでもどこでも自分をケアして、体質の強化を行うことができる方法です。

クリニックで行う中国気功は、西谷雅史院長が直接中国へ視察に行き、実際に方法や効果を確認して、クリニックの代替療法に取り入れています。響きの杜が日本にはじめて持ち込んだ気功法もあります。

週三回の気功教室、中国から気功師をお呼びして行うセミナー・セッション、実際に中国に行って現地で気功治療を受けることのできるツアーを定期的に行っています。

当院で行っている中国気功

気功ってなに?

氣功は、中国伝統の民間療法・健康法・修行法であり、その歴史はわかっているだけでも、4000年~5000年前までさかのぼります。

気功の理論や動作には、陰陽五行の理論をはじめとする、自然の法則性が取り入れられています。
自然物(自然から生まれた)である人間にとって、この自然に沿った動作・行為をすることは、人が本来持つ状態(均衡)へと整えてくれます。
この均衡に戻っていく力が自然治癒力であり、気功はそれを引き出すための智恵と言えます。

心身のバランスを整え、気血の流れの活性化によって心身を鍛え、自分の内面を見つめていくことができます。

気功の種類

気功は大きく分けると「内気功」と「外気功」、「動功」と「静功」に分類することができます。
気功の流派は数え切れないほどあり、家系に伝わる秘伝の気功、健康を目的とした気功、治療を目的とした気功、武術気功、仏教気功、儒教気功。道教気功など様々な気功法が存在しています。

▮内氣功
気功の基本である「内気功」は体内の「気」を循環させて、気を満たし、身体を活性化していくことができます。
「内気功」を行うことで、自分が持つ生命力を引き出すことができます。響きの杜の中国気功は、主にこの内気功を行っていきます。

▮外氣功
外気功は主に武術や気功治療に使われます。人を飛ばしたり、気を飛ばして治療を行うなどは外気功に分類されます。
日本では気功=外気功というイメージが持たれがちですが、本来は内気功が基本です。
外気功は「内気功」で体内の気の循環がしっかりとできてから行います。

▮動功
身体を動かして、体内の気の循環を活性化させます。
踊りや体操のような動きなど、その動作は気功法によって様々です。
筋肉や血流の強化も得意として、身体の調整・強化に向いています。

▮静功
瞑想など、身体を動かさずに行う気功です。
小周天法・六字訣なども静功に分類されます。
思考を鎮め、心を静かに内面を見つめることに向いています。

気功と病気の考え方

病気は、川の流れが滞ると淀むように、気血の流れが滞ることで起こります。そのため、この滞りを解消することが病気を治療することにつながります。
気の総量が少なく、気を流す力が弱いことが、気の流れが滞る一つの要因となります。
また気の流れが弱いと、気分が落ち込みやすくなってしまいます。

気功は、気を取り入れることで気の総量を増やし、流れを促進することで、滞りを解消していくことができます。
気の流れが強くなり、スムーズに流れていくようになると、気分も軽くなり、前向きな気持ちになりやすくなります。

このような循環のサイクルになっていくと、身体と心の問題が少しずつ解消され、自然と元気になっていきます。
気功は、自分を循環のサイクルへと変えていく方法であり、昔から伝わる先人の智慧です。

そして、気功を行っていくことで、内面を見つめることができ、更に深い自己(原因)に気づいていくことにもつながります。

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